環境微生物学研究室 - 近畿大学生命科学科

近畿大学東大阪キャンパスにある牧輝弥教授の環境微生物学研究室です。

研究内容

夏季シンガポール出張レポート

後期の授業も始まり、研究室の学生たちも研究にTAに忙しくなってきた9月中旬。 少し日に焼けた牧教授がシンガポールから帰ってきました! 前回のシンガポール出張レポートはこちら ↓↓ kankyobiseibutu.hatenablog.com 教授撮影の現地写真の数々をコメント付…

シンガポール国立大学での共同研究始動レポート

海外へも行けるようになり、今年は延びに延びていた海外での共同研究がスタートしました! まずはシンガポールまで打ち合わせに行った牧教授のレポートです ↓↓ シンガポール国立大学に到着 今年の夏,シンガポール国立大学を研究拠点として,熱帯地方の森林…

牧教授おすすめ書籍その⑧

画像引用:Amazon 超・進化論 生命40億年 地球のルールに迫る 著:NHKスペシャル取材班 著:緑 慎也 定価:本体1800円(税別) 植物,昆虫,微生物の中で少し風変わりな進化を遂げた生物を取り上げ紹介している。風変わりではあるが,理に適った生存戦…

黄砂サンプリング:牧レポート(京都)

大阪サンプリングの翌日、今度は京都のヘリポートからも黄砂を捕らえるべく飛び立ちました。 初めてお世話になる匠航空です。 伏見区の宇治川大橋からすぐの場所にあります。 以下、牧教授レポートです。 京都から日本海側をめざし,高度1000mから2000mを保…

黄砂サンプリング:牧レポート(大阪上空)

先週末、列島を黄砂が襲った真っ只中、当研究室では急ぎ八尾空港からヘリコプターを飛ばして大阪上空の黄砂をサンプリングしに行きました。 いつも遠くまで見える景色が黄砂のモヤで見えなくなっているほど濃い黄砂でした。 ヘリコプターからの眺め 近大22号…

能登での上空サンプリング

3月最後のヘリコプター上空サンプリングは石川県の能登半島でした。 今回もおなじみのアドバンスドエアーさんにお世話になりました。 海岸線がくっきり 豊かな自然 そして今回、不思議な縁を感じる神社を発見したんです! その名も『氣多大社』。 写真提供:…

恒例の3月ヘリ観測スタート

快晴の3月8日、八尾空港からヘリで大気サンプリングをしてきました。 凄腕の操縦士さんのおかげで揺れも少なく観測終了できました! R44タイプ 黄砂に合わせてフライト予定を組むので、3月はスケジューリングが大変です。

2022年夏の秋芳洞観測

7月初旬、牧教授+学生2名で夏の秋芳洞へバイオエアロゾル捕集に出かけました。 研究テーマ:秋吉台鍾乳石を変色させる微生物の風送拡散の解明 秋芳洞の鍾乳洞は白い鍾乳石が人気ですが、近年表面が緑色になりつつあります。 鍾乳石表面の微生物を除去しても…

環境微生物学研究室の紹介

近畿大学東大阪キャンパスにある環境微生物学研究室のブログです。 詳しい研究室紹介はこちら↓↓(ブログ内) 研究室紹介 - 環境微生物学研究室 - 近畿大学生命科学科 HPはこちら↓↓ https://www.life.kindai.ac.jp/laboratory/maki/

研究室ゼミ【6月】

近大ではコロナワクチンの接種予約が始まっています。 でも例年学生でにぎわうお昼前の構内には誰もいません… キャンパスに活気が戻るのはまだまだ先になりそうですね。 さて、明日は環境微生物学研究室ゼミです。 今回の担当は田中さんで、論文はこちら↓ Va…

研究室ゼミ【5月】

講義はオンライン、学生実験でさえオンラインになってしまった近大理工学部ですが… 卒業研究生はできる限りで勉強を続けています。 毎週ゼミでは教授指定の論文を和訳・要約して分かりやすくまとめます。 今回の論文はこちら。↓↓ Global Diversity of Desert…

黄砂とPM2.5の違いって?

GW終わりの先週末、日本列島にかなりの量の黄砂が飛来しました。 気象庁の黄砂情報のページを見たら、5月9日はちょうど日本列島がすっぽり黄色で覆われていました! 画像引用:気象庁 | 黄砂情報 緊急事態宣言下で思うように活動できませんが、当研究室でも…

令和3年度 研究室始動

2021年度がスタートしました。 コロナ感染者が急増しつつあるのが心配ですが、新学期の講義は水曜から始まる予定です。 21年度の環境微生物学研究室卒業研究テーマも決まりました! 東アジア:黄砂とともに長距離輸送される微生物の群集構造解析(野崎) 大…

牧教授おすすめ書籍その⑦

いつでも どこでも きのこ 牧教授のおすすめ書籍第7弾は、共同研究の保坂健太郎先生の絵本です。 判りやすい解説のついたキノコの写真集です。 キノコの森林バイオエアロゾルの共同研究者である保坂健太郎先生が文章を執筆されています。 代表的なキノコの特…

牧教授おすすめ書籍その⑥

『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス 日高敏隆ほか翻訳 画像引用:https://www.amazon.co.jp/gp/product/431401153X?pf_rd_r=TAFPHDVJSPCD7WP3HBDE&pf_rd_p=3d55ec74-6376-483a-a5a7-4e247166f80b 牧教授が学生に読んでほしいおすすめの本を紹介する第…

牧教授おすすめ書籍その⑤

『精神と物質―分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか』 画像引用: 精神と物質―分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか | 隆, 立花, 進, 利根川 |本 | 通販 | Amazon 牧教授が生命科学を学びたい学生におすすめの書籍を紹介します。 ノーベル生理・医学賞…

牧教授おすすめ書籍その④

『ハイペリオン』 ダン・シモンズ、訳:酒井昭伸 牧教授のおすすめ書籍を紹介する第4弾。 今度は学生に読んでほしいSF小説です! 科学、宗教、思想、人間愛などが融合したSF小説であり、長編なのですがエンターテイメント性に富んでいてお薦めです。面白くて…

牧教授おすすめ書籍その③

『善の研究』 西田幾多郎 著 牧先生のおすすめ書籍を紹介する第3弾です。 完全に理解するのは難しいのですが、何かを思考し行動するとき、その思考が生まれる前の閃き(思惟)の発見について記されています。その思惟を磨くためには、若い頃の経験や体験、学…

おすすめ書籍その②

環境微生物学について、牧教授の研究について、知りたい方におすすめの書籍を紹介します。 空飛ぶ納豆菌 岩坂泰信『空飛ぶ納豆菌』 空飛ぶ納豆菌 | 岩坂泰信著 | 書籍 | PHP研究所 内容 中国奥地から偏西風で日本にやって来る黄砂にカビや細菌が乗っていた!…

おすすめ書籍その①

環境微生物学について、牧教授の研究について、知りたい方におすすめの書籍を紹介します。 空飛ぶ微生物ハンター 佐久間 博 『空飛ぶ微生物ハンター』 空飛ぶ微生物ハンター | 株式会社汐文社(ちょうぶんしゃ) 概要 理科好きな小学生が、研究者としての将…

バイオエアロゾルってなに??

粗大粒子に付着する微生物 牧教授の研究テーマにある、バイオエアロゾルっていったい何でしょう? ざっくり言うと大気中の目に見えない粒子のこと。 大気中にはいろんな微生物がただよっています。 細菌やウイルス、花粉もバイオエアロゾルです。 コロナウイ…

研究室紹介

研究室での実験風景 近畿大学東大阪キャンパスにある環境微生物学研究室のブログです。 HPはこちら↓↓ 環境微生物学研究室 環境微生物学研究室は令和2年4月に誕生した新しい研究室で、現在は牧輝弥教授のもと4年生6名、大学院生6名で研究活動を行っています。…