
近畿大学東大阪キャンパスにある環境微生物学研究室のブログです。
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環境微生物学研究室は令和2年4月に誕生した研究室で、現在は牧輝弥教授のもと大学院生2名、学部4年生8名で研究活動を行っています。

ブログでは日々の実験風景や近大生活の画像を載せていきたいと思います。
微生物の世界を顕微鏡でのぞいてみたい学生はぜひ一度見学に来てください。
研究テーマ
- 黄砂や煙霧による大気浮遊微生物(バイオエアロゾル)の長距離輸送を検証する実相調査
- 森林から放出されるバイオエアロゾルの風送拡散とその気候影響の評価
- バイオエアロゾルの生態学的特徴とその生活・健康・文化への関わり
研究内容
高度数千メートルにも微生物は生きて浮遊しており、長距離を風によって運ばれます。
こうした微生物はバイオエアロゾルと呼ばれ、人や動植物の健康に影響を及ぼすだけでなく、雲形成にも関わり気候変化にも影響を与えています。

牧輝弥教授について
牧教授は人呼んで「空飛ぶ科学者」!
上空の微生物を採取観測するためにヘリコプターに乗っています。
地球全体からヒト生活環境まで大気中を浮遊する微生物(空飛ぶ微生物)を専門に研究しています。

牧教授の経歴や担当講義については近畿大学教員紹介ページを見てください。↓↓
牧 輝弥 (生命科学科) | 近畿大学 理工学部・大学院 総合理工学研究科

研究室メンバーもHPで紹介しています。↓↓
過去卒業生の卒業研究テーマ
2024年度
- 大阪都市部に風送されるバイオエアロゾルの時系列変化
- 都市部大気に浮遊するシアノバクテリアの分離培養とその群集構造解明
- 黄砂煙霧によって風送拡散される薬剤耐性菌の探索
- 黄砂発生源のゴビ砂漠におけるバイオエアロゾルの動態
- 森林に漂うバイオエアロゾルの氷核活性:地衣類によるドーピング効果
2023年度
- 東アジアを黄砂・煙霧とともに長距離輸送されるバイオエアロゾルのメタゲノム解析
- 納豆食文化の伝播に関わる黄砂バイオエアロゾルの実相調査とその微生物群集の解析
- 大阪都市部に浮遊するバイオエアロゾル:微生物群集構造の3年間比較
- 都市大気の防疫防除に向けたバイオエアロゾルの自動観測システム
- 都市部大気を風送拡散するアフラトキシン生産菌の探索
- 森林環境から飛び出し雲になる微生物の解明
2022年度
- 森林から風送拡散されるバイオエアロゾルの氷晶核活性の検証
- 森林において季節変化するバイオエアロゾルの微生物群集構造
- 都市上空を風送拡散するアフラトキシン生産菌の検出
- 東アジア上空を黄砂とともに長距離輸送されるバイオエアロゾルのメタゲノム解析
- 秋芳洞の鍾乳石を緑化させる光合成微生物の風送拡散の解明
- 都市上空に移入する⻩砂・煙霧バイオエアロゾルの微生物群集構造変化の解明
- 黄砂や煙霧とともに風送される微生物の直接計数と分離培養
2021年度
- 黄砂煙霧によって長距離輸送されるバイオエアロゾルのメタゲノム解析
- 黄砂煙霧とともに風送される微生物の分離培養とその群集構造解析
- 都市上空を風送拡散するアフラトキシン生産菌の検出
- 秋芳洞内の空気中を浮遊する微生物の群集構造解析と分離培養
- 森林で採取したバイオエアロゾルの微生物群集構造解析とその氷晶核活
2020年度
- 雲核・氷晶核として働く森林バイオエアロゾルの機能解析
- 東大阪上空を風送拡散するバイオエアロゾルを捕集する高度大気観測
- 近畿大学上空を浮遊するバイオエアロゾルの系統分類学的解析
- 黄砂発生地のアジア沙漠地帯におけるバイオエアロゾルの垂直分布の解明
- 東アジアを長距離輸送されるバイオエアロゾルの細菌群集構造の解明
研究室へのアクセス
〒577-8502 ⼤阪府東⼤阪市⼩若江3-4-1 理⼯学部22号館5階
TEL:(06)6721-2332 (オペレーター)
FAX:(06)4307-3448
MAIL: makiteru(at)life.kindai.ac.jp
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