環境微生物学について、牧教授の研究について、知りたい方におすすめの書籍を紹介します。
岩坂泰信『空飛ぶ納豆菌』
内容
中国奥地から偏西風で日本にやって来る黄砂にカビや細菌が乗っていた!
解説
地球を半周して飛来する黄砂は、微生物たちの格好の乗り物だった!
中国奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠から偏西風によって日本の上空に飛来してくる黄砂に、カビや細菌類が付着していることがわかってきた。
黄砂が含む水分やミネラルが、長距離を移動する微生物たちにとってとても具合がよかったのである。
黄砂からどのような微生物たちが見つかったか。微生物たちが長距離を移動する間に起きる化学的・生理学的変化とは何か。
黄砂が落ちる場所で微生物たちがもたらす生態系、農業、人間や家畜の健康への影響とは何か。
「黄砂に乗る微生物」をめぐり、科学者たちの探求が始まった。
岩坂先生は大気物理学および黄砂研究の第一人者であり、バイオエアロゾル学の大家ともいえる方。
名古屋大学を定年退職された後、金沢大学に赴任され、牧教授らをバイオエアロゾル研究に導き、現在は滋賀県立大学理事をされています。
KAKEN — 研究者をさがす | 岩坂 泰信 (20022709)
本書では、牧教授の「そらなっとう」(空飛ぶ菌から作った納豆)が誕生するまでの研究過程、試食や発売に至るプロセスも詳しく書かれています。
「そらなっとう」に関してはこちらにも詳しく載っています↓↓