画像引用:Amazon
超・進化論 生命40億年 地球のルールに迫る
著:NHKスペシャル取材班 著:緑 慎也 定価:本体1800円(税別)
植物,昆虫,微生物の中で少し風変わりな進化を遂げた生物を取り上げ紹介している。風変わりではあるが,理に適った生存戦略をとっており,なるほど上手く進化して来たものだと驚かされる。なかには,他の生物と共生(寄生)するために,自身の本来の能力や機能を失い,生きる上で本当に大丈夫なの?と奇怪な体(特にハネカクシ)になってしまった生物もいる。周りに依存すると,奇怪になるのも仕方ないのかもしれない。人間もAIなどに本格的に頼るようになれば,奇怪人間になるのだろうか。(牧)
内容紹介:
生命誕生40億年のあいだに出来上がった地球の生き物の見えざるルールが、最先端科学で次々と解明されている!
常識が180度くつがえる、生き物のネットワークや知られざる能力。
なぜ、生き物はこんなに多様なのか。そこから進化の秘密も見えてくる!?植物は危険を感じ、仲間にも伝える。
植物は音も聞くし、ボディガードの昆虫も呼び寄せる。
種類の異なる木々が地下のネットワークで助け合う。昆虫の小さな翅でなぜ飛べるのか、なぜ8割の昆虫が完全変態するのか。
そんな不思議な生態とともに、昆虫もまた地球の生命体や環境を支える大きな存在だとわかる。微生物はコミュニケーションしていたと判明!
ヒトも祖先が微生物によって絶滅をまぬがれ、今も、微生物が地球の50%もの光合成を担っていることもわかってきた。
環境問題や宇宙開発で微生物は欠かせない存在となっている。
地球の主人公はヒトではなく、植物・昆虫・微生物だとすら思えてくる。カラー口絵とともに、NHKスペシャル全3集を一挙収録。
加えて、世界的研究者12名が生物の隠されたパワーを語る。
引用:講談社BOOK倶楽部
今年の1月にNHKで当研究室の取り組みが紹介された内容も入っています。
kankyobiseibutu.hatenablog.com
「第3章|微生物」のページでヘリに乗る牧教授の写真も紹介。
植物・昆虫・微生物の最先端研究が分かるとても興味深い内容です。
3月に刊行されたばかりですが、大学や自治体の図書館にもすでに入っています。
ぜひ手に取ってみてくださいね。