大阪サンプリングの翌日、今度は京都のヘリポートからも黄砂を捕らえるべく飛び立ちました。
初めてお世話になる匠航空です。
以下、牧教授レポートです。
京都から日本海側をめざし,高度1000mから2000mを保ってフライトした。
京都の西をとおり,桂,亀岡を経由し,福知山へと北上していくと,北に進むほど,黄砂のモヤが強まってきた。
福知山に到達した頃には,周りの山々は霞み,水蒸気の霧とはまた違った,薄い煙のようなモヤモヤ感が感じられた。
福知山上空でタイムリミットになったので,日本海までの突破は諦め,帰路についた。
南下すると霞みは薄れ,高度を下げるほど黄砂粒子の濃度も低下した。
南北縦断観測は,黄砂の分布状態を体感でき,有意義なトライアルとなった。