『ハイペリオン』 ダン・シモンズ、訳:酒井昭伸
牧教授のおすすめ書籍を紹介する第4弾。
今度は学生に読んでほしいSF小説です!
科学、宗教、思想、人間愛などが融合したSF小説であり、長編なのですがエンターテイメント性に富んでいてお薦めです。面白くてつい読み進めるのですが、構成やストーリーも良く、感受性が磨かれる気がします。科学とは、少し先のノンフィクションを考え、それを検証する作業です。これから理系に進む人が、仮説を提唱する感覚を磨くためにも良書だと思います。
どんな内容?
アメリカのSF作家、ダン・シモンズが1989年に発表したSF小説。
『ハイペリオン』は導入部分で4部作構成になっています。
28世紀、宇宙に進出した人類を統べる連邦政府を震撼させる事態が発生した!
時を超越する殺戮者シュライクを封じこめた謎の遺跡―古来より辺境の惑星ハイペリオンに存在し、人々の畏怖と信仰を集める“時間の墓標”が開きはじめたというのだ。
時を同じくして、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンへ大挙侵攻を開始。
連邦は敵よりも早く“時間の墓標”の謎を解明すべく、七人の男女をハイペリオンへと送りだしたが…。ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。
引用:ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) | ダン シモンズ, Simmons, Dan, 昭伸, 酒井 |本 | 通販 | Amazon