ずっとコロナで行けなかった海外の学会へ久しぶりに参加してきました!
東アジア一円を風送されるバイオエアロゾルに関する研究成果についての口頭発表です。
Teruya Maki, Itaru Sano, Shigeru Shimamoto, Hiroki Miyata, Yua Fujiwara, …
Long-range transport of airborne microorganisms by Asian dust events: Bioaerosols relating to human health Introduction of Bioaerosol Symposium Session
会場は例年どおり、ウィーン東部を流れるドナウ川の中洲にあるオーストリア国際会議場でした。
107ヵ国から計15,453人がウィーン現地で参加し、105ヵ国から3,378 人がオンラインで参加したそうです。
以下、牧教授の楽しいレポートです。
オーストリアウィーンで開催されたEGU23において,佐野先生とともに学会発表をこなし,マンチェスター大学のDaveさんとIanさん(二国間交流事業の共同研究者)と観測研究についても打ち合わせし交流してきた。
Daveさんの研究室のポスドクや学生さんにも,マシーンラーニングを使った最新の解析結果について話を訊くことができたのも大きな収穫となった。
現在,蛍光測定機器NEOを使った日本での観測も順調なので,今後,このデータをマシーンラーニングで解析すれば,大阪に特殊な「大阪バイオエアロゾル(関西弁をしゃべる)」を特定できるかもしれない。
学会の合間には,ウィーンの街を散策し,美術館や音楽会館を巡った。
古典的な建物も優雅で良いが,混在する近代建築も独特であり,バルコニーが突起状にボコボコでているビルが散見された。
このように画一化された建物はほとんど見られないのに,ウィーンの街はどこも整然と落ち着いた長閑な雰囲気が漂っている。
我々の共同研究も,ボコボコと不均一なメンバー(微生物学や大気光学,データサイエンス)が集まっているが,ウィーンの町のように纏まりそうだ。(牧)