環境微生物学研究室 - 近畿大学生命科学科

近畿大学東大阪キャンパスにある牧輝弥教授の環境微生物学研究室です。

報道ランナーに出演(2020/10/13)

昨年10月13日(火)に関西テレビ「報道ランナー」に出演しました。

上空の微生物や菌についてや、浮遊する納豆菌から納豆を作ったことについてコメントしています。

<yahooニュースでも紹介されました>

上空3000mにいた「納豆菌」

楽しみ方が広がる発酵食品。その発酵に欠かせないモノを巡り、驚きの発見があったことがわかりました。

訪ねたのは、近畿大学の牧輝弥教授。
牧教授:「これは大気中から取った微生物です。このあたりは東大阪上空で取れた微生物ですね」

実は牧教授、大気中の微生物が専門の、人呼んで「空の菌ハンター」。ヘリコプターで上空の微生物を採取し、健康や生態系への影響を研究しています。

これまでに採取したカビや細菌などは数百種類にのぼり、その中にいたのが…。

牧教授:「これは納豆菌ですね。能登の上空3000mで採取しました」

地上では、枯れ草などに繁殖する納豆菌が、はるか上空まで舞い上がっていたという意外な発見。しかも牧教授、空の納豆菌を使って実際に納豆を作り、販売までしていたんです。

ちなみに空の微生物は、雲を作るメカニズムに関係している可能性があるといい、解明されれば、温暖化や気象予測の精度を高められるかもしれないそうです。

牧教授:「もし微生物が醸す“発酵”というシステムがなかったら、我々人類はここまで発展できてきなかったかもしれない、歴史も変わっていたかもしれないんです」

関西テレビ10月13日放送『報道ランナー』内「知っトク!ニュースなオカネ」より)

 

 

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