3/18 大阪上空ヘリコプター観測
以下、牧教授のレポートです。
中国大陸で大きな黄砂が生じ,日本まで飛来してきましたので,ヘリコプター観測を実施しました。
日本には17日に多量の黄砂が到来したのですが,観測条件が揃わず,18日のフライトとなってしまいました。
それでも,薄い黄砂は大気中に残っており,黄砂に付着した微生物も獲れるのでないかと期待できます。
いつもの近大上空300mをヘリコプターで旋回すると,生駒山や大阪湾が黄砂で霞んでみえました。
上空は風速5m/秒で若干機体は揺れていましたが,比較的に安定にフライトし,30分のサンプリングを満喫した後,八尾空港に戻りました。
大学に帰り早速DAPI染色して粒子を確認すると,いびつな砂と思われる粒子や,微生物らしき粒子が観察されたので,今回も上々といった感じではないでしょうか。
このあと,分離培養と遺伝子解析が楽しみです。〔牧〕